産地の乾燥ストレスを、ウェブで見える化
産地に多数設置した土壌水分計のデータをウェブで共有し、圃場の乾燥ストレスを見える化するシステムです。マップ上では、圃場ごとの乾燥ストレスの状態が色分けで一目で把握できます。
- 青色:乾燥ストレスが低い状態
- 緑色:適度な乾燥ストレス状態
- 赤色:過剰な乾燥ストレス
かんきつ類では果汁蓄積期に適度な乾燥ストレスをかけることにより、糖度が上昇し、商品価値が高まります。しかし乾燥ストレスのコントロールは、葉の巻き加減や葉色、樹勢などを判断材料に、生産者の経験と勘に頼っているのが現状です。本システムは乾燥ストレスを数値化し、パソコンやスマホでいつでも確認することができます。
FEATURES
システムの特長
高糖度・安定生産をサポート
乾燥ストレスを可視化することで、樹勢を落としすぎずに高糖度の果実を生産できます。栽培期間中の乾燥ストレスの積算値は、糖度上昇の指標となります。
灌水タイミングの指標に
毎日の数値から現在の乾燥ストレス(水分ストレス)を3段階でアラート表示。灌水の要否をデータで判断できます。
メンテナンス負担なし
機材のメンテナンス・設置を専門事業者が行うため、生産者は作業負担なくデータを活用できます。
SUGAR CONTENT
乾燥ストレスの積算で高糖度化
樹勢を落としすぎず、高糖度の果実を
乾燥ストレスを可視化することで、樹勢を落としすぎずに高糖度の果実が生産可能になります。栽培期間中の乾燥ストレスの積算値は糖度上昇の指標となります。
▲ 梅雨明けからの乾燥ストレスの積算値
TECHNOLOGY
農研機構の技術シーズを活用
本システムは、農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)近畿中国四国農業研究センターの研究成果(技術シーズ)を活用して開発したものです。
同研究では、簡易土壌水分計の「水位低下量」が、カンキツが受けている乾燥ストレスの指標となることが示されています。1日あたりの水位低下量が大きいほど強い乾燥ストレスを受けており、果汁蓄積期から収穫までの水位低下量を積算した値(積算水位低下量)が大きいほど、果実の糖度が高くなるという相関が明らかにされました。
本システムは、この科学的知見にもとづき、圃場ごとの乾燥ストレスと積算値を数値化・可視化することで、樹体に過度なストレスを与えることなく、目標とする糖度のカンキツ生産を支援します。
出典:農研機構 研究成果「簡易土壌水分計の水位低下量はカンキツが受けている乾燥ストレスの指標となる」(近畿中国四国農業研究センター、2015年)
https://agresearcher.maff.go.jp/seika/show/237351
ALERT
3段階の水分ストレスアラート
毎日の数値から、現在の乾燥ストレス(水分ストレス)を3段階でアラート表示します。
水分ストレスが低い
土壌が十分に湿っており、乾燥ストレスがかかっていない状態です。
適度な水分ストレス
果汁蓄積期に糖度上昇が期待できる、適度な乾燥ストレスがかかっている状態です。
水分ストレスがかかり過ぎ
乾燥ストレスが過剰な状態です。灌水などの対応を検討する目安になります。
CLOUD
スマホからも閲覧可能
どこからでもスマートフォン等で確認できます。ウェブアプリケーションですので、インストールの必要はありません。
データはアグリショットのクラウド「Agrishot Pomona」で共有され、産地・圃場ごとの乾燥ストレスをいつでも確認できます。